
こんにちは、ナカシーです。
この業界に勤めて12年、新卒からずっと建築設備業界に身を置いています。
施工管理4年、設計8年やっていますが、この仕事をしていれば必須と思われる資格が、一級建築士・建築設備士(→設備設計一級建築士)、一級管工事施工管理技士かと思います。
私はまだ設備設計一級建築士ではありませんが、一級建築士、建築設備士、一級管工事施工管理技士は所得済みです。ぶっちゃけこの3つは必須の資格かと思いきや、地方ではこの3つをそろえている人間はかなり少数です。
なので持ってさえいれば、まぁ仕事自体の能力は置いといても職がないということはまずないと思います。そして一回取ってしまえば資格を剥奪されるようなことでも侵さない限りは一生自分について回ってきてくれるとても良きパートナーになってくれます。
特にこの業界は40代でも若手といわれるくらい年齢層の高い業界ですから、20~30代の若い人間が打ち合わせに出たりすると、若いってだけで下に見られるようなことが多々あるかと思いますが、名刺にこの資格たちの名前が入っているとそれだけで相手からの見る目が変わったりします。そういった意味でこの資格たちはとってもよい活躍をしてくれます。
なぜ、資格を所得しようとしないのか
- そもそも仕事が忙しくて勉強する時間がない
- 資格手当がつかない
- 勉強しても自分の頭では受かる気がしない
この資格たちを人生のパートナーにするために激務の合間をぬって黙々と勉強をしてようやく所得していくわけですが、資格試験自体は実はそこまでハードルが高いわけでもないのに、仕事が忙しいからという理由(ある意味現実逃避)でチャレンジすらしない人たちが多いのが実情ではないでしょうか。また、大手の設計事務所では、この資格を保有しているかしていないかが昇進の条件になっていたりするみたいで必要にかられて資格をとっていきますが、特に地方の設計事務所ではそもそも役職がなかったりするので資格をとるメリットが感じられにくいというのがひとつ大きな理由ではないでしょうか。
そして、小さな設計事務所では資格手当がつかないというところも多いのではないでしょうか。この際なのではっきり言いますが、そういった事務所自体がそもそも未来がありません。資格をとれば余裕で今より良い条件での転職先がありますので、合格通知が来た次の日に辞めてしましましょう。その際は決して自分を安く見ないで条件の良い転職先をしっかり見極めましょう。
国家試験という言葉自体に無駄にハードルを感じてしまっている人も多い
これまで受験とは縁のない人生を歩んできて机に向かって勉強をしてきたことがないため自分の頭では勉強しても受かる気がしないと最初からあきらめてしまっている方も多くいるように思います。また、試験の合格率がけっこう低かったりしてハードルを感じてしまっている方がいるかもしれませんが、実はそれはただの妄想です。
試験会場にきている人でしっかり試験準備を進めていた人はごく少数でその他は申し込んでしまったからとりあえず受けに来てみたという記念受験的な人や、毎年落ち続けていて受験することが毎年の恒例行事化している人がけっこういたりします。そういった人たちが受験者数の母数を上げているため合格率が低いだけで実はある程度準備して臨めば意外と簡単に受かったりします。(一級建築士は受験者数に対して合格率が決まっていたりしますが、建築設備士や一級管工事施工管理技士は試験で6割取れれば受かります)
資格所得することで自分へもたらされるメリットを把握しておく
- 一回取れば一生自分についてきてくれる(職に困ることがない)
- 自分を置く場所さえ間違えなければ生涯年収にも大きく開きが出る
- 周りが自分を見る目が変わる
- 試験に合格するという成功体験が自分に自信をつけ仕事のパフォーマンスも上がる
これだけの理由があればチャレンジしてみるには十分すぎる理由になるのではないでしょうか。
もうチャレンジすることを迷ったり、先延ばしにしている場合ではありません。さっそく今からチャレンジを始めてみてください。
それにどの業界でもそうですが、建築業界も同様に人手不足を叫ばれています。資格保有者の高齢化がどんどん進んでいます。これは業界的には大きな不安要素ではありますが、逆に自分の希少価値を上げるという意味では非常にチャンスではないでしょうか。自分の立場を確立しつつ、皆で建築業界を盛り上げていきましょう。
これから資格所得を目指す方々は、来年使用する自分の名刺に上記資格名が記載されていることを妄想しつつ頑張ってください!
建築業界で頑張る皆様の未来が明るいものとなりますように心より願っております。